10/28-10/29の2日間で、バルセロナで開催されたKaggle Days Championship Finalに参加してきた。 今回の記事では、イベント1日目までの出来事について紹介する。 Kaggle Days Championshipの概要については以前の記事で紹介したので、今回の記事では詳細は割愛する。
バルセロナに行くまで
バルセロナまでの往復航空券と宿泊施設については、大会運営から支給いただいた。 宿泊施設については大会前日から翌日までの3泊分のみ補助されるものの、航空券の日程はある程度自由に設定してもらえたので、周囲の日本人参加者たちは滞在期間を延長してバルセロナや周辺の都市を旅行している人が多く見受けられた。 ちなみに私はバルセロナの前後にイスタンブールとドバイに訪れる予定だったので往路をイスタンブール発、復路をドバイ着で申請したのだが、往復の発着地が異なっていても柔軟にご対応いただけた。とてもありがたい。
イベント前日まで
バルセロナにはひと足早く10/23に到着し、一通りバルセロナ市内を観光したり、アンドラ公国に行ったり、ボードゲーム屋でsushi goを購入したりしていた。 こちらの旅行記についてはいずれまた(やる気が起きたときに)別の記事でまとめようと思う。
イベント1日目
朝の7時半にバルセロナサンツ駅に集合し、イベント会場であるHP社のオフィスまでシャトルバスで向かった。 HP社のオフィスはとても感じの良い場所だった。
到着後は朝食をいただき、その後 Opening Remarks などのセッションに参加した。 オープニングでは予選の内容に関する振り返りがあったほか、KaggleのCEOやスポンサーのHP社のプレゼンテーションがあり、かなり気合が入った内容になっていた。
スケジュール表に記載してあるように、メインのプレゼンテーションと並行してワークショップやブレインストーミングセッションが開催されており、参加者は好みのセッションを選択して参加した。 私は Psi による Practical tips for deep transferlearning in computer vision のワークショップと Harnessing machine learning to fight hunger crisis のブレインストーミングセッションに参加した。
コンピュータビジョンのワークショップでは、ベースラインモデルの設定、設定をチューニングしていく順序、Data Augumentationの設定など、Psi氏が画像系のコンペティションに取り組む際のテクニックや設定が紹介されていた。
ブレインストーミングのセッションは、これがなかなか曲者で、「飢餓問題に対してデータサイエンスを活用した解決策を考える」というお題が与えられ、 その場に集まった参加者でチームを組んで、40分でアイディアを考えてプレゼンする という難易度の高いセッションだった。 事前に公表されていたのはタイトルのみで、セッションの詳細に関するこれらの情報は参加後に初めて知らされた。ブレインストーミングなら他の人とコミュニケーションを取ることになるだろうし英語コミュニケーションの練習になるな、と思って軽い気持ちで参加したことを参加直後に大いに後悔した。
hunger crisisのbrain storming session、40分で飢餓問題についてリサーチしてソリューションを考えてプレゼンすることを求められ、非常に厳しい😇 pic.twitter.com/W1KmMqwYXs
— NSK (@naohachi89) October 28, 2022
周囲の参加者はほとんど外国人だったが、他に2人だけ日本人の方が参加していたので(@tomo_tomtomtom, @ihcgT_Ykchi )、私は彼らとチームを組んで参加し、どうにかアイディアを纏めてプレゼンに臨んだ。 結果は、なんと優勝だった。
機械学習としての問題設定をきちんと説明したことが決め手だったらしい。 賞品として、なかなか良さげなスピーカーを貰った。嬉しい気持ちはあるものの、後の旅程で使う未来も見えなければスーツケースのスペースをあまりにも専有してしまい、なかなか手放しには喜べない代物である。
他にも幾つかのセッションに参加した後、初日の最終セッションに参加した。 最終セッションは全員参加で、こちらでは2日目に開催されるコンペティションの内容について紹介された。
決勝はコンペ2つ!#kaggledayschampionship pic.twitter.com/6oOQgKMUht
— NSK (@naohachi89) October 28, 2022
決勝コンペティションはテーマが2つという事実がこの場で初めて公表され、非常にテンションが上がったことを覚えている。 最終セッションの後は、予選コンペの入賞Tシャツをもらってシャトルバスで帰路に着いた。
2日目については、次のブログ記事で解説する。