オリジナルキャラクターを作ってもらった

July 06, 2022

少し前に、クリエイターに依頼してオリキャラ(オリジナルキャラクター)を作ってもらった。

vtuber が流行していることは多くの方がご存知だろうし、 youtube をよく見る方であればオリキャラと合成音声を使った実況動画や解説動画も見たことがあるかもしれない。 こうした動画で使われているキャラクターは、SKIMACOCONALA といったマッチングプラットフォームを使うと、私のような素人でも意外と簡単に発注して作ってもらうことができる。
この記事では、SKIMAを使って SDキャラ を作ってもらったときの話を次の4つのステップにわけて記載する。

  1. クリエイターの選定
  2. クリエイターへの発注依頼
  3. ラフの納品
  4. 最終版の納品

1. クリエイターの選定

1番最初のステップにして、1番重要なのがクリエイターの選定だ。発注時のイメージのすり合わせも大事ではあるが、結局のところオリキャラの質はクリエイターの力量に依存する部分が大半だ。 今回はマッチングプラットフォーム上で検索して依頼先の候補をリストアップしつつ、作品のクオリティ・納期・料金の3点を鑑みて最終的に依頼するクリエイターを決定した。

作品のクオリティについて

大抵のクリエイターはマッチングプラットフォーム上でこれまでに作成した作品(ポートフォリオ)を公開しており、個人サイトでポートフォリオを公開しているクリエイターも多いので、それらを見ながら依頼するクリエイターを選定するのが良いだろう。
キャラクターのスタイルにも幾つか種類があり、今回私が依頼したのはSDキャラだが、他にも(ディフォルメされていない)通常の等身の立ち絵や vtuber でよく使われる2Dモデリング・3Dモデリングなどがある。様々なスタイルを担当できるクリエイターも多いが、クリエイターによって得意分野は当然異なるので、依頼する際はポートフォリオ上で自分が依頼するスタイルのイラストをしっかりと確認しよう。

納期について

今回発注する前までは全く想像できていなかったのだが、売れっ子のクリエイターは当然仕事が詰まっているので依頼してから納品されるまでの期間が長くなることが多い。 人気のクリエイターは依頼の着手時期についてプロフィールに記載されている方も多かったのだが、プラットフォームを眺めていて良いなと思ったクリエイターは納品までに2ヶ月以上かかる方が多かった。 今回はできるだけ早く納品してもらいたかったので、作品のクオリティも高く、尚且つ納品から1.5ヶ月程度で納品いただける方に依頼した。最初にお願いしたいと思ったクリエイターは納期が2.5ヶ月程度なのがネックで依頼を諦めたので、地味ではあるが納期は重要なファクターだった。

料金について

クリエイターの人気と依頼内容によるが、SDキャラであればだいたい1万円から3万円くらいに落ち着く印象がある。 今回の私の依頼では、依頼したクリエイターが人気な方で、且つ依頼した表情差分が多く、特殊な衣装(アカデミックガウンを着るときに被る帽子)もお願いしたのでトータル4万円と相場よりは少し高めになった。とはいえ予算の範囲内ではあったし、出来上がったキャラクターがとてもかわいい(恐らくこの宇宙で一番かわいいと思う)のでこの料金でも大いに満足している。

2. クリエイターへの発注依頼

プロフィール欄に依頼時のテンプレートを記載しているクリエイターも多く、私もテンプレートに倣って記入した他、キャラクターのイメージを添えて依頼メッセージを送った。 テンプレートの内容はクリエイターによって異なるが、SDキャラの依頼テンプレであれば依頼概要・納期・予算・表情差分の枚数・用途などの項目が含まれていることが多いと思う。 上記の依頼メッセージを送った後にクリエイターから返信がきたので、納期と成果物(キャラや服装のイメージ、表情差分の枚数など)をすり合わせて見積もりを作ってもらい、その後プラットフォーム上で決済して発注依頼を終えた。

3. ラフの納品

依頼からある程度の期間が経過すると、ラフスケッチが上がってきた。 今回依頼したクリエイターの方からは、衣装や髪色などのバリエーションを変えた2種類のラフと表情差分のラフを上げていただいた。 上げていただいたラフに対して修正点を伝えて、修正点を反映したラフをまた上げていただく、というプロセスを何度か繰り返し、ラフを通じた合意形成が完了すると最終版の制作が開始する。

4. 最終版の納品

ラフのイメージのままに、よりブラッシュアップしたイラストを納品いただいた。 ラフの段階でイメージをすり合わせているので、ここでは特に修正が発生することもなく、納品いただいたイラストを確認するだけでこちらのステップは完了した。

成果物

そうして出来上がったのが以下の成果物である。 ざっくり、「自分のことを宇宙一かわいいと思いこんでいる小生意気なうさぎ」というイメージで制作を依頼していたのだが、見事にそれが体現されている。ちなみに、キャラクター名は「うさぎのうさたん」である。 博士号を取得しているという設定があるので、大学の卒業式等でアカデミックガウンを着るときに被る帽子(正式名称はわからない)をつけた差分イラストも作成していただいた。

うさぎのうさたん1

表情差分の中だと、以下のジト目と狂人のバージョンがとても気に入っている。 うさぎのうさたん2 うさぎのうさたん3

オリキャラを作ってもらった話は以上である。 作成いただいたイラストは discord のアイコンとして活用している。本当はyoutubeの実況チャンネルで使おうと思っていたのだが、時間がなくてそちらに手が回っていない(言い訳)。いつか、そのうち、動画を上げられたらいいな…。


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Written by NSK who worked as a machine learning engineer and a product manager